gvlog

何か書きたいときに。ただのメモ

アイドルマスターシンデレラガールズ2ndシーズン16話を見て思ったこと

こんな記事が書かれてました。
ただの倉庫:美城常務、かなりイイ仕事してる説

リンクした記事で詳細に分析されているので、特に追加して書くこともないんですけど、少しだけ…

美城常務が言っていた「別世界のような物語性」というのは非常に納得いく言い分だと思います。
結局のところ、物語性こそ訴えかけるものが大きく、何かに夢中になるきっかけになるのはよくあることです。
私がアイマスにはまるきっかけ自体そうですし、ライブであんなに感動できるのもそれあってのものですしね。

ただ、自分の経験からわかるように感動できる物語性があれば別にそれは“別世界”のものである必要はなく、昨今の身近に感じるアイドルなどのコンセプトをみると、むしろよりファンが身近に感じるような物語性のほうがよいのかもしれません。

まぁ、この辺りは美城常務の見据えている先がより大きな舞台で、武内Pなどとは視点が違うことによるものだと思われます。個人的な感想ですが、ファンに近ければ近いほど、訴求できる範囲も狭まるように思えるので、より多くの人や売り上げを求めるなら普通の人が経験しない別世界のような物語性が必要なのでしょう。
普通とは違う、それ自体誰かをひきつけ、引っ張っていく力ですしね。

16話が面白いと思うのは、これがシンデレラガールズそのものに対する問いなんだろうなと思える点です。
シンデレラガールズは非常に個性豊かなキャラクターが登場していますが、アイドルとは……と思ってしまうキャラクターも多いですし、どうやって売り出しているのかも謎な子もいるわけです。
みくが選んだようにそれでも自分を貫くといった答えは本当にロックで感動を呼び覚ましますが、困難な道であることもまた自明なわけです。
でもだからこそ、その決意こそが楽曲が映えさせ、メルヘンデビューやEDの夢色ハーモニーといった曲をいいなと思うきっかけになると思うんです。
エピソードを通して楽曲を好きになる、これこそ物語性です。
そう考えると物語性うんぬんはアイマス全体のメタ的な要素なのかもしれないですね。

今さらですが、シンデレラガールズはシンデレラという童話をモチーフにしながら、メタ的な要素を組み込んだ非常にうまい物語だなと改めて思い知らされました。


追記
シンデレラサマーフェスに行けないので、いろいろサイトめぐってたら、この回含め2期になったら新規には厳しいとの声が!?
全く気が付かなかった......
むしろ2期になってからより面白くなってきたな!とか思っていたくらいでした。

2期になったら美城常務のせいで、1期の結果が覆されたみたいでいやだという意見があったんですが、
童話のシンデレラをモチーフにしているので、12時を過ぎたシンデレラは一度元の姿に戻ることを考えると自然な話だと思います。
それを示すための15話の掃除の画面だったと思います。

↑童話のシンデレラの召使姿を連想させる。元の姿に戻ったことを示している?

16話の未央がみんなで頑張ろうというときにわざと靴を脱いでソファーに上るシーンを映したのもガラスの靴を脱いだことを表しているのだと思います(最初は行儀がいいなとしか思わなかったですけど......)

↑わざわざ靴を脱いで上がるシーンを映す

また、16話に関しては、個々のアイドルが個性の強いキャラとはわからなくても、その代表としてウサミンが取り上げられていて、対比に同じようにキャラの強いみくが取り上げられていて、かつそのことも言及されていたので、わかりやすいと思っていたのですが......キャラクターが多いとやっぱり難しいのかな......